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¨被せ物¨はどれだけ持ちますか?を少し踏み込んで考える③ー根っこー

  • 歯の根

 

まず歯を支えている骨がしっかりしていることが前提ですが、

次に大切なのが歯の根っこ。

根の先で膿んできたリ、根が割れてしまうとほとんどのケースで、被せ物はやり直しか、抜歯になります。

 

それでは、根の治療が必要なケース、歯が割れるケースについて考えましょう。

 

 

  • 根の治療

 

神経がとってある歯は根っこの先で¨膿んでくる¨リスクを常にはらんでいます。

神経がしっかりと元気に残っている歯は根の中は完全に無菌状態ですが、一度でも外の空気に触れる、また外部との交通経路ができると厳密にいうと二度と無菌にはできません。しかし、可能な限り無菌的に処置をして、菌の数を減らして、ご自身のばい菌を抑える力で、抑えれるレベルにできると、症状があった場合は症状は改善します。

これで改善しない場合は、根の先を切って膿んでるところを直接とってしまう手術などの適応になり、それでもダメな場合は抜歯になります。

根の治療に関して突き詰めると1シリーズ必要になるので細かくは割愛しますが、

根の治療をするためにはほとんどのケースでは一度被せ物を外して根の治療をやらないといけません。

 

 

  • 根が割れた

 

実はこれがかなり深刻です。ほとんどのケースで抜歯となります。歯の頭の部分で割れていると残せる場合もありますが、骨の中のほうまで歯が割れていると抜歯しかありません。

ここに関与してくるのがまた¨力¨です。

元々根の治療などを繰り返し薄くなっている歯に過度な力がかかり続けるとやっぱり薄いところからわれてしまいます。天然の歯ではほとんど割れてくるケースはありませんが、ごくまれに天然の歯でも割れてくることがあります。

 

※この点が神経を残す残さないが歯の寿命の大きな分岐点といわれる所以です。

 

次回は根っこの上の土台の部分をみてみましょう!

 

 

by 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科