キシリトールって歯にいいの?③ー製品選びー
キシリトールは基本的な虫歯予防効果を
向上させるものでしたね。
そうだっけという人は
ではキシリトールの効果が期待できる菓子とは?
ガムかタブレット(錠菓)に限られます。
これ以外のお菓子や食品、
例えばケーキとかジュース類にキシリトールが入っていても、
むし歯予防の効果は期待できません。
なぜなら、ガムやタブレット以外で
キシリトールが口の中に長く留まるものが無いからです。
またこれらのお菓子には、キシリトールができるだけ
高濃度(50%以上)入っている事と
砂糖などの発酵性の甘味料が入っていない必要があります。
ちなみに家の娘は100%のタブレット
をあげてました。
ですから、『シュガーレス』表示を確かめるか、
パッケージの成分表示を良く見て、糖類が0gで有ることと、糖質中における
キシリトールの割合が50%を超えている事を確認してください。
う蝕予防効果を十分に発揮させるためには、
高濃度キシリトール配合のガムかタブレットを
1日3回3ヵ月以上続ける必要があります。
ただし、そこまでの効果を求めなくとも、
甘い味を覚えたお子さんたちに
砂糖入りのあめやお菓子の代用として使うことも効果的です。
むし歯になりやすい場合には、特に効果的と考えられます。
キシリトールの副作用としては
キシリトールに適応していない人の場合、体重1kgあたり0.5gの投与により一時的に、
お腹をこわすことがあるといわれています。(浸透性下痢)
適切に経口投与された場合、1日あたり少なくとも90gまで
自覚、他覚症状が認められていません。
また、糖尿病食としては1日70gまで摂取出来るとされています。
これって結構な量です。
あと、また怒られそうですが
実際には科学的根拠に基づかずに
歯への効果をうたっているものが多いと言えます。
「歯に安心」「歯にやさしい」など、、、、、
したがって、こうしたキャッチフレーズのみから判断すると、、、
ちゃんと表示を見て選びたいですね。
By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科