超高齢化!介護が必要な時。お口からの健康は(・・? ー栄養摂取の入り口ー
では、どうして数ある臓器の中でも『お口』の健康が全身の健康にとって重要なのでしょう。
様々な効果が報告されていますが、
今回はポイントを3つに絞ってみました。
1.栄養摂取の入り口
2.咬むという行為自体が、体に様々な刺激を与えている
3.お口の細菌は、お口だけに留まっているわけではない。
それでは早速、1つめを考えてみましょう。
1.栄養摂取の入り口
当然ながら、バランスよくストレスなく必要な栄養が摂取できれば、
健康に大きく寄与することは明らかです。
なんとなくイメージはつくかと思いますが、
歯の残存数と栄養は明確な相関関係があることがわかっています。
お口に気になるところがあると、
食事に時間がかかり過ぎて食事自体が億劫になります。
お口の中が食べかすや、食べかすが硬くなった状態でおおわれていると、
ただでさえ低下している味覚がより感じにくくなります。
食事自体の楽しみも軽減している可能性があります。
お口の周囲の筋力の低下によりしっかり唇を閉じることができなければ、
飲み込みもうまくいきません。
上記は一例ですが、それらの要因で食事もストレスになってしまいます。
今では、様々な食事の工夫がなされているため、かなり栄養に関しては改善されましたが、
それでもやはり、
ご自身の歯でしっかり咬んで、
しっかり飲み込むことができればそれが最善であることは間違いありません。
今回は栄養面のみに触れましたが、快適に食事ができるということは様々な副次効果を生みます。
今回のシリーズは概略をお伝えしています。
飲み込みや、口腔ケアの細かい部分は、ここでは書ききれないので
またシリーズ化していきましょう!
次回は、2.咬むという行為自体が、体に様々な刺激を与えている
について触れていきましょう!
By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科