超高齢化!介護が必要な時。お口からの健康は(・・? ー『かむ』とは脳への刺激 part2ー
それでは
2.咬むという行為自体が、体に様々な刺激を与えている
の続きです。
いま、噛むことでもっとも注目されているのが、こうした脳に対するはたらきかけです。
神奈川歯科大学の小野塚教授は実験によってそれを科学的に証明することを試みました。
結果はどうだったか?
結論をいえば、噛むことと脳との関係はきわめて深く、噛むことで脳の活性化がはかれる、ということがわかったのです。
- 自分の意志で運動の指令を出す、運動野
- 運動のプログラミングを行う、補足運動野
- 体の各部から感覚情報を受け取る感覚野
- 運動や間隔を中継する視床
- 運動の学習記憶をつかさどる小脳
- 口や顎からの運動をつかさどる島
以上の部分が活性化しています。
※ただし運動野と感覚野は適当に噛んだだけではあまり変化がなく、しっかり咬んだ時だけ大きく変化しました。
- また、よく噛むことで脳の海馬の活性が増強すること確認できている。
特に高齢者の増強率が高く、記憶力テストで向上した。
- さらに、前頭前野が活性化することも確認できている。
思考や行動、学習をつかさどる最も高度な神経活動を営む領域
この部位の機能が低下すると、適切な判断や行動ができなくなる。
しっかり咬むことが大切。(認知症予防にもGOOD)
補足 肥満の解消、生活習慣病の予防、ストレスの軽減etc
このように、ものすごーーーーく刺激が伝わってるんですね。
By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科