キシリトールって歯にいいの?①ー序章ー
皆さんも名前は聞いたことがあると思います。
キシリトール
でも、なんで?
どうやって使うの?
いっぱい売ってるけどどれでもいいの?
そもそもキシリトールって何?
私もよくお子様を治療に連れてきたお母さんに
質問されます。
キシリトールとは糖アルコールと言われるものの一種です。
他にはソルビトール、マンニトール、マルチトール
などが糖アルコールといわれるものです。
シラカバや樫などの樹木から得られるキシランを還元して製造されます。
安全性についてですが
「キシリトール」は
厚生省より食品添加物として認可されています。
FAO(国連食料農業機関)/WHO(世界保健機構 )からも
「1日の許容摂取量を特定しない」という
安全性の高いカテゴリーに分類されています。
妊娠中でもオッケーです。
虫歯菌との関係についてですが
実際、口腔内においてキシリトール入りのガムを長期間食べ続けると
虫歯菌の数が減る
との報告があります。
これはキシリトールの静菌作用というよりは、
キシリトールが口の中を酸性にしないため、
歯垢の中での細菌勢力が耐酸性の強い虫歯菌より
他の細菌の方が優勢になってくるため、
数が減るのではないかと考えられています。
つまりキシリートール自体が抗生物質のように
実際口の中で積極的に虫歯菌の数を減らしているとは考えにくいようです。
次はキシリトールの選び方、使い方についてみていきましょう。
By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科