超高齢化!介護が必要な時。お口からの健康は(・・? ー口腔内の細菌についてpart 2ー
口腔内細菌について、前回からの続きです。
最近では、口腔内細菌が血管を通って体全体を巡り、各臓器に侵入・繁殖し、さまざまな病気の原因になっていることがわかってきました。
例えば、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎等も口腔内の細菌と大きく関係しています。
口のなかの清潔を保たなければ、全身的な健康を脅かすことになりかねません。
これらの予防に最も効果的なのが日頃からできる「口腔ケア」です。
簡単に言えば、適切な歯磨きや口腔内の粘膜、舌等のブラッシングや清拭、洗口です。
一口に歯磨きといっても、しっかりと磨けている人は実に少なく、多くの歯科医師や歯科衛生士が嘆いているほどです。
ましてや、介護を要する方は自分で歯ブラシをしようとしても手や体の自由が利かないため、いつも同じところしか磨けず、奥の方の歯や入れ歯には歯垢がべったりと付いていることが実に多いのです。
口腔ケアの基本は、健康な方なら「歯磨き」からですが、介護者の方に限っては、まずは定期的な「口腔健診」が最優先だと考えてください。
もっと簡単に言うと、『口の中にも意識を向ける』ことから始めてください。
そこから全てがスタートします。
訪問診療を行う歯科医師、歯科衛生士なら、その方の身体状況に合わせた適切な口腔ケアの方法を指導してくれるはずです!
By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科