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歯周病、都市伝説。ウソ?ホント? ー歯周病は中高年のもの(・・?ー

リス大

 

 

質問

 

歯周病は中高年のもの(・・?

 

 

回答

 

こどもでも歯茎に炎症がおきます!

 

 

歯周病は前回記述した「歯槽膿漏」のイメージから、中高年の病気だと思われがちです。

 

しかし、若年者が歯周病にならないわけではありません。

 

厚生労働省が2011年に行った、歯科疾患実態調査では

 

15-19歳  4.5パーセント

 

20代   約14パーセント

 

30代   約20パーセント

 

これはあくまでも、少し進行した状態の割合であり、

歯石がついている、歯肉から出血している、などを含めると

 

15-24歳   約70パ-セント

 

25-34歳   約70パーセント

 

35-44歳   約80パーセント

 

 

となります。

 

歯周病とは、ざっくり言うと、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

 

 

ちょっと柔らかい歯石が歯茎の上についてきた。

ちょっと出血する。

 

これだけなら、ケアをすればまだまだ間に合います。

 

しかし!骨がたくさんなくなってからだと……

歯の保存が難しくなります……

 

若いうちから、虫歯予防だけでなく、歯周病予防にも意識を向けることをお勧めします!

 

 

 

 

By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科

 

 

歯周病、都市伝説。ウソ?ホント? ー歯周病と歯槽膿漏は違うの(・・?ー

リス大

 

それではさっそく

 

質問

 

歯周病と歯槽膿漏は違うの(・・?

 

 

回答

 

歯槽膿漏=進行した歯周病   らしいです。

 

 

歯周病とは、歯を支える骨や歯ぐきが、歯周病菌に侵される感染症です。

ちなみに、歯は歯ぐきではなく骨で支えられています。

 

歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」の2段階に分けられます。

 

歯ぐきだけが炎症を起こす「歯肉炎」に始まり、

その先の組織にダメージが及ぶと「歯周炎」になります。

 

特に自覚症状がないものから

歯ぐきから膿がでたり、骨が溶けてグラグラしてきたり…

程度は様々ですが、それが「歯周炎」です。

 

一昔前までは「歯周炎」は「歯槽膿漏」と呼ばれていました。

現在では、歯槽膿漏という表現はあまり使いません。

「歯周病」という表現が一般的になっています!

 

 

 

 

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歯周病、都市伝説。ウソ?ホント? ー序章ー

リス大

 

それでは、新シリーズ。

『歯周病、都市伝説。ウソ?ホント?』

 

皆さんがよく耳にする歯周病。

事実、一つの見解に対して専門家同士でも意見が食い違います。

 

なーのーで、

日本の歯周病学会、(日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会)が

一緒に出した初の公式本の見解をベースに、

私の意見もちらほら加えていこうと思います。

 

まず歯周病とは  (一部上記の公式本より抜粋)

 

  • 歯周病は中年以降の日本人では80パーセントがかかっている病気です。

 

  • 初期は目立った症状がなく、ゆっくり進行するため≪静かな病気 (サイレント・ディジーズ)≫と言われています。

 

  • 進行すればするほど治癒が難しく、歯のぐらつきに気づいたときはかなり進行している状態であることが多いです。

 

  • 日本人が歯を失う原因の1位です。

 

  • 歯周病は細菌による感染症です。

 

  • 歯周病は口の中だけでなく全身の健康にも影響を与えることが分かってきています。

 

 

こうみるとなんか堅苦しいですが、

ちょっとした身近な疑問を次回から見ていきましょう!

 

例えば、歯周病と歯槽膿漏って違うの(・・?  などなど

 

 

 

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/ 診療日について

夏季休診のお知らせ

8月11日~15日まで

お休みとさせていただきます。

16日(水)より通常通り診療とさせていただきます。

 

By 東京都府中市の歯医者 京王線府中駅徒歩5分 クルミ歯科

超高齢化!介護が必要な時。お口からの健康は(・・? ー最後に…はじめの一歩ー

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今回のシリーズのラストです!

 

では、具体的にどのような行動を起こせばいいのでしょう(・・?

 

まず、みなさんができることとしては、一人で悩まず、

 

御家族、

ケアをしてくれている方々、

ケアマネージャーさんや、

直接訪問歯科を行っている歯医者さんに相談してみることからはじめてください。

 

きっと何かしらの提案はしてくれるはずです。

 

費用が気になる所だと思いますが、

診療費用についても

通常、全て保険適用です。

 

交通費も必要ないところが多いと思います。

 

クリニックによっては初回は検診と説明に伺ってくれるところもあります。

(費用をいただかずに)

 

うちに人を呼ぶにはちょっと……

という方も多いと思います。

 

大丈夫です。

膝がつけるスペースがあれば十分です。

 

介護をしているお宅の状況をよくわかっているスタッフがほとんどだと思います。

 

それよりも、健康は失って初めて気づくことが多いものです。

 

早い段階で、

 

お口の相談が何でもできるパートナーを見つけることができれば

 

また、それが日本の医療のスタンダードになってくれれば、

日本の未来も少しは明るくなるかな(・・?

 

『予防に勝る治療は無し!』

 

 

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