cosmetic dentistry 審美歯科、ホワイトニング
機能的審美歯科治療
『機能』と『審美』の両立
見た目さえ改善されればかまわない。中には、
そのような思いで治療を依頼される患者さんもいらっしゃいます。
特に問題がないケースではもちろん、スピーディに見た目を
回復することは可能です。
しかし、ただ白い被せものをしただけの治療や、
全体の調和を無視した設計などで、2次的、3次的に問題が生じてくるケースは多々あります。
例を挙げると、臼歯部を無視した設計により、きれいにした前歯部に負荷がかかりすぎ、前歯も崩壊していくケース。
歯肉の改善がなされないままただ白い被せものを入れたために、適合が良くなくなったり、歯肉の位置が大きく変化し、
詰め物の境目や歯頚部から、早期に調和を失ったもの。
かみ合わせを無視したため、顎の関節への負荷がかかり、全身に異常をきたしたもの。
様々なケースが考えられます。
クルミ歯科が考える審美歯科とは、顔貌、かみ合わせや歯肉形態も含む口腔内の調和を意識した、機能的かつ
審美的な治療計画を提案させていただき、患者様とイメージを共有できればと考えています。
美の基準とは
『美』とは、大局的にはみなさん同じ感覚を持っている認識ですが、突き詰めるほど千差万別です。
クルミ歯科では、基準をもって提案させていただき、そこに患者さんが求めるエッセンスを加えて、その人独自の審美を求めていけたらと考えています。
その基準とは
1.顔貌、口唇との調和、2.個人の1歯単位の歯牙の特徴、3.全体の歯牙の位置に応じた設計
などです。それでは1つずつ見ていきましょう。
- 1.顔貌、口唇との調和
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無意識下では、左右対称であることに美しさを人は感じます。そのため歯の場合、
口腔内の真ん中というよりは、可能なら顔面の正中に真ん中を持っていきます。
しかし、現実的には残っている歯の状態、治療の本数など、
他の審美的要素とあわせて歯の真ん中を決定していきます。また、唇から見える前歯の量と、前歯が描くラインが人の印象を決めていきます。
例をあげますと
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自然な状態では真ん中の歯よりも、2番目の歯はわずかに短く、
は2番目の歯よりもわずかに長い状態です。自然な顔貌で人に違和感をあたえにくいです。 -
欧米ではスマイルラインという下唇のラインにあわせた曲線が好まれます。イメージ的には、
海外のモデルや女優さんなどです。 - 自然な状態の歯並びで、2番目の歯との段差をなくしたケースなども日本の女優さんなどでは見受けられます。
- 少し年配の男性で下の前歯がストレートな方などは、上の前歯もストレートだと力強い印象を与えます。
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自然な状態では真ん中の歯よりも、2番目の歯はわずかに短く、
- 2.個人の1歯単位の歯牙の特徴
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原則として、1歯単位の治療では隣や近くの歯の形態に似せて作ります。しかし、
複数歯の場合、年齢や性別、顔の形態によって基準を設けます。- 一説では顔の形を逆さにした状態が前歯の形態的特徴に近いといわれています。
- 角ばった歯は男性的、丸みを帯びた歯は女性的といわれています。
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加齢とともに歯牙のすり減り具合などもかわってきます。
また歯の明るさも少しおとしたほうが自然に見えることがあります。
- 3.全体の歯牙の位置に応じた設計
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審美歯科といえど、矯正を絡めるのか、現行の状態で冠だけやり替えるのか、
少し削って歯牙の表面に張り付けるだけなのかで、歯牙の形態は変わってきます。例えば
- 重なっている歯の部位を複数歯治療する場合だと、1歯あたりの幅は元の歯より狭くせざるをえません。
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矯正せずに前に出ている歯を改善する場合は、歯牙の切削量が多くなり、
歯の神経をとる必要が生じることがあります。 -
歯肉の炎症が強い場合、歯周病治療を先に行わないと、歯肉からの出血により型どりが不鮮明になったり、
冠の装着後歯肉の位置が大きくかわったりします。
イメージがつかみにくいケースでは、
1.技工所で石膏模型上で最終形態をイメージしたものを作製してもらいます。
2.その形態を生かした仮の歯を作製し、完成前にイメージを共有します。
3.最終的な型どり後、完成させていきます。いいことだけを伝えるのではなく、可能な限り事実を事実としてお伝えできればと考えています。
理想だけでなく現実的に行えるベストなゴールを一緒に探していきましょう。
ホワイトニング
クルミ歯科では、ホワイトニングのご相談も常時承っております。