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oral surgery

おやしらずは全部抜くの?

おやしらず、保存か抜歯の判断基準

実はおやしらずはなんでも抜けばいいというものではありません。

代表的な保存か抜歯の判断基準をみてみましょう。

おやしらずを保存するとき
1.まっすぐ生えて、かみ合わせに参加している場合。
2.少し斜めに生えているが、自分で磨くことができ、かみ合わせに参加している場合。
3.入れ歯やブリッジ(数本つながった被せもの)の支えに使える場合。
4.手前の歯のほうが状態が悪く、手前を抜くことによって、おやしらずがしっかり生えそうな場合。
5.位置が深く、外科的負担が大きいため、抜かないデメリットを考慮しても本人の肉体的、精神的負荷が大きい場合。
おやしらずを抜く(抜いたほうが望ましい)とき

1.おやしらずが横向きに生えている場合
2.おやしらずが虫歯で位置的に十分な治療ができない場合。
3.おやしらずを抜くことで手前の歯の清掃性が向上し、総合的なメリットがある場合。

簡単に言葉にすると『残すことによって他に悪影響がある場合』に抜歯をお勧めします。

おやしらず抜歯の費用について

抜歯は全て保険適応です。全国一律、3割負担で、簡単なものだと1000~2000円、
横向きに生えている大変なものだと4000円くらいです。

別途、再診料、初診料、レントゲンの費用がかかります。目安として、プラス数百円~2000円くらい。また、最近ようやく
CT撮影が一部保険適応になりました。CT撮影が必要な場合はプラス3000~4000円くらいかかります。

総合病院の口腔外科に紹介する判断基準

クルミ歯科のドクターはインプラント手術や歯周外科も手掛けているため、横向きの歯でもほとんどの抜歯はクルミ歯科で行いますが、状態によっては口腔外科に紹介状を書かせてもらっています。

下顎の神経に触れているか近接している場合

下顎の骨の中には、下顎管と呼ばれる神経や血管が集まった管があります。抜歯の際に下顎管に傷がついてしまうと
血が止まらなかったり、麻痺が残ってしまうことがあります。その危険性が大きい場合は総合病院のほうが、
設備、人員からも対応がスムーズなため、総合病院を紹介させていただきます。

顎の骨の深くにある場合

顎の骨の深くにある場合は、抜歯の際に多くの骨を切削する場合があります。
また、そのような場合は全身麻酔のもとで処置を行うこともあります。このような場合も紹介状を書かせてもらっています。

※紹介状は保険適応です。もちろん、直接総合病院に行って抜歯することも可能ですが、紹介状があったほうが、
総合病院で抜歯を行う際もスムーズに事が進みます。現行では、情報提供料Ⅰとして全国一律で250点(3割負担で750円)です。

まずは、相談されることをお勧めします

一般的な判断基準をお伝えしましたが、口腔内の状況だけでなく、
個人個人の生活環境によっても、抜く時期や判断が変わってきます。

まずは、クルミ歯科のスタッフに相談してみてください。