上記のように小児歯科の基本は予防です。ですが、
もし虫歯ができてしまったら治療が必要です。

急性症状がある場合は、親御様に状態を説明後、即座に治療を行います。
この状況では他に選択肢がないため、苦痛を伴わない処置法があればそちらを
選択しますが、実際、お子様には負担をかけてしまうこともあります。

しかし、そういった状況でなければ、まずはお子様との信頼関係の構築が優先だとクルミ歯科は考えています。

一度できてしまったトラウマはなかなか消えるものではありません。言葉にすると『小児歯科』という分野ですが、
実際は大人になった時、さらには高齢になった時まで『お子様の口は本人のものです』

そのため、親御様も含めて、私たちは子供たちが自立するまでサポートする役割も担っています。
最初は訳も分からず連れてこられ、泣いていた子供も、敵がいないとわかり、場所に慣れ緊張がとけてくると、
自分から診療台に座ったり、ふざけて走り回ったりします。

それが子供本来の姿です。

そして,『先生と一緒に虫歯をやっつけよう！』
そうなってくれれば、これほど力強い味方はいません。

そのためには、根気と努力、親御さんの協力がどうしても必要です。一緒にお子様の将来をサポートしていきましょう。

泣いているお子様について

子供が歯科治療で泣くのは、全てが始めてのことなので、何を、どのようにしたらいいのかわからなくなるから
パニックを起こして泣いている場合がほとんどです。

やさしいお母さんほど、子供が泣いていると『歯医者さんに迷惑かけちゃう』と気にして、
お母さんが辛そうにしているときがあります。

でも、お母さんが辛そうだと、子供も不安になってしまいます。

子どもの「泣き」は、それ自体がコミュニケーションです。

自然なことですから、心配はいりません。

そういうものだと思ってドンと構えていてください(笑)