orthodontic 矯正歯科
可能な限り抜かないために!
矯正専門と一般歯科医のコラボレーション治療
現実的な臨床結果にこだわります。矯正専門医のDr加藤と
クルミ歯科院長Dr的場は以前からパートナーとして治療を行ってきました。
3年ほどの期間ですが、他院でお口全体の治療(矯正、外科、一般治療を
交えたもの)を受け結果が芳しくなかった症例や、
もしくは他の歯医者から症例相談を受けて、そのまま紹介されてきた症例を
二人で治してきた実績があります。
ただし、誤解を恐れずに言えば、すべてのケースが治せるわけではありません。大切なことは、『できること』、『できないこと』、『やってみないとわからないこと』を可能な限り明確にすることです。そして、『できないこと』はやらず、
『やってみないとわからないこと』はうまくいかなかった場合も想定し、代わりの治療案を用意しておくことです。
矯正治療とは、多くを生体の反応に依存した治療になります。人の体の反応に絶対はありえません。
全国の歯医者さんから症例相談を受けていたときに、本当にいろいろなケースに遭遇しました。
一般歯科医が行った、手を付けるべきではなかったであろう矯正治療、矯正だけでは治らない、矯正専門医による矯正治療。
もちろん、しっかり治るケースもありますが、そうではないケースも多々ありました。
ドクターがいいことだけ言えば、患者さんは希望を持ちます。
そして、迷わず前に進むことができます。もしかしたら、医療者としては必要な要素かもしれません。しかし、Dr加藤と
当時の院長は、その中の希望通りにならなかったケースを多く相手にしてきました。
そのため、可能な限り事実は事実として伝え、やってみないとわからないものはわからないと言うスタンスをとっています。
ただし、この二人が大丈夫だと判断したケースは軒並み良好な結果を残してきました。大人の方の矯正は近年とても増えています。
矯正専門医と多彩な治療技術を持つ一般歯科医が組めば、様々な可能性を提示できると思います。
相談は無料ですので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
子供の矯正について
小学生以下のお子様の矯正治療のほとんどは、
入れ歯のような『床装置』を使った矯正がメインとなります。
ただし、一時期爆発的に広まった『床矯正』と我々が行う『床装置を
使った矯正』は厳密には違います。
前者はただ「歯を動かす」ことに主眼を置いています。後者は「顎の発育の誘導」にまで目を向けています。
そして、より診断と分析が細かいものになります。
事実、非抜歯矯正を謳って、目標設定がないまま、床矯正で歯を動かしていき、顎の骨に歯が収まる限界値を超えて、
歯の根っこが歯肉の中で骨から飛び出しているケースも度々目にしました。(顎の大きさと歯が並ぶ理屈は後述します。)
Dr加藤と院長は、日本で一番この種の装置を作っている歯科技工士の小澤と共に同じ空間で治療を行ってきました。
そこには、全国から装置の作製依頼と症例の相談が送られてきました。つまり、日本で最も多くこの種類の矯正の症例を
見ることができる環境にいました。
そのため、診断の大切さを嫌というほど味わってきています。
しっかりとした診断のもと治療計画を立案し、変化に対応できるオプションを備えます。
そして良好な結果へと導いていけるよう努めてまいります。
小児矯正について学んでみましょう!
ちょっと堅苦しくなってしまったので、一度小児の矯正についてやさしく
学んでみましょう!
はじめに、早い時期に子どもの矯正をする理由についてお伝えします。矯正治療を
即決する前に、お父さん、お母さんにもぜひご理解頂きたい内容です。
早い時期に子どもの矯正治療をするのは、子どもの成長発育を
うまく利用するためです。あごの骨をある程度誘導できるのはこの時期だけです。
ここで、うまくいけば本来は抜歯しないと歯が並ばないようなケースでも、
抜かずに並べることができる可能性が高くなります。その結果より好ましい顔貌、より自然な歯並び、より自然な噛み合わせに
することができます。通常、矯正治療というと、歯に金属がついて、針金が入っている固定式の歯並び治療を
思い浮かべるかも知れません。
この方法は歯を厳密に動かし調整できる最終的には必要になる素晴らしい方法ですが、この方法では子どもの成長発育を
利用した治療を行うことができないのです。
そこで、クルミ歯科では『床装置を使った矯正』で子どもの成長発育を誘導した「誘導型矯正治療」を小児には
行っています。この治療方法が、治療に取り掛かる時期と深く関係しているのです。
誘導型矯正治療とは
簡単に言うと、
取り外しのできる『矯正装置』を患者さんの状態に合わせて選択し、上下の顎の骨の成長をコントロールしながら、
歯並びの治療を行う方法です。
歯並びがよくないと感じたら、ほとんどの場合は、『あごの骨』と『歯』の大きさ比べだと思ってください。
ここで、1つ例をあげてみます。歯を「人」、あごの骨を「長椅子」だとします。
歯並びが悪い状態というのは、3人掛けの長椅子に4人が無理に座っているような状態です。
この4人をきちんと座らせるためには、4人掛けの長椅子を用意してあげなければいけません
つまり、歯が並ばないということは“あごの骨が小さい”言い換えると
“あごの骨より歯の大きさの総和が大きい“ために起こる事がほとんどなのです。
人と椅子の例と同じように、あごの骨(椅子)を成長させられる3歳~12歳という時期に、
歯がきちんと並ぶように(人が椅子に座れるように)、あごの骨の成長を誘導してあげる必要があるのです。
つまり、大人ではあごの骨の変化がほとんど期待できないため、歯を抜くか、
歯を削って小さくしてスペースを作らないと歯が並ばないのです。
あごの骨ってどうやって成長してるの(・・?
あごの骨の成長はお口の周りの筋肉の働きに大きく関わってきます。
お口の内側には舌という筋肉があり、お口の外側には唇や頬の筋肉があります。
舌は、あごの骨や歯を内側から外側に、逆に、唇や頬の筋肉は、
あごの骨や歯を外側から内側に入れ込むように力がかかります。
例えば、舌の力が強くて、唇の閉じる筋肉の力が弱いと、
上の前歯とアゴの骨はお口の外へ押し出され、出っ歯になってしまいます。
これと同じようなことが、奥歯やその周囲のあごの骨でも起こっています。
このように、お口の周りにある筋肉のバランスが崩れることで、歯並びやアゴの骨に悪影響を及ぼし、
歯並びが悪くなってしまいます。筋肉のバランスを崩す主な要因としては、様々なことが考えられますか、
いくつかに絞るとしたら、しっかりかまない食生活、口呼吸などがあげられます。
『誘導型の矯正治療』は上記の筋肉の力をコントロールして、有利に成長を誘導することを目的とした装置です。
- 誘導型矯正治療の利点
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誘導型矯正治療の利点としては次のようなことがあげられます。
・顎の成長を改善できる。(この時期しかできない)
・一部悪習癖(口呼吸や舌)
・取り外し可能な装置なので、固定式のものよりも虫歯になりにくい
・痛みを感じにくい
・治療中の精神的、肉体的なストレスが少ないこのような利点は、金属と針金を利用した一般的な固定式の歯並び治療にはない特徴です。
ちなみに、矯正治療は一旦終了しても、後戻りがいつも問題となるのですが、
固定式のもので焦って小児矯正を行うと、歯を無理やり動かすことになり、
根本的な解決にならず(筋肉のバランスは変わっておらず)、元の歯並びに戻ってしまう可能性が高いです。もちろん、クルミ歯科でも誘導型の矯正治療を行った後も、もっと歯並びをきれいにしたいなどのご要望があれば、
固定式の矯正治療を行っております。
矯正治療に適した年齢
早ければ早いほうがいいのは間違いありませんが、現実的に装置を使える
年齢を考えると5歳~12歳くらいまでの子どもたちとされています。
状況により3歳くらいから使える簡易装置もあります。
この時期は成長発育が盛んな時期です。
クルミ歯科では、「誘導型矯正治療」を行うことにより、
ただ歯を動かすだけでは得られなかった、きれいな骨格への変化、
鼻呼吸、抜歯症例の非抜歯化の確率が上がります。
相談は無料で受け付けております。一度お問い合わせください。